セラピストにむけた情報発信



今年もお世話になりました


2008年12月24日

この一年,多くのセラピストの方々にアクセスいただきました.誠にありがとうございました.更新率は決して高いとはいえない状況ですが,皆様のアクセスが非常に良い励みとなり,定期的に更新することができました.今後とも少しでも有益な情報を提供できるよう,努力していく所存です.

今回最後の更新として,2008年,特にお世話になったセラピストの方々にお礼を申し上げたいと思います.

畿央大学の森岡周先生には,非常に多忙なスケジュールのなか,本の出版に多大なご協力をいただきました.本の出版を企画するまで,森岡先生とはたった2回だけ,2005年に開催された国際学会と講演でお会いしたという間柄でした.しかしそこでの交流は,森岡先生の素晴らしさを知るに十分であり,その後の先生のご活躍の様子に大いなる刺激を受けておりました.

本の出版の相談を持ちかけたところ,2つ返事で共同執筆を快諾してくださり,出版に向けて何をすべきかについて非常に的確にご指導くださいました.本の執筆中も,直接やり取りをする機会は非常に少なかったのですが,森岡先生とはわずかなコミュニケーションでも非常に多くの情報交換ができるため,音楽のセッションを楽しむような感覚で執筆することができました.

運動連鎖アプローチ研究所の山本尚司氏には,5月に本学オープンユニバーシティ講座において,外部講師として「いつでもどこでも簡単リハビリテーション」をご担当いただきました.「大学発の一般向け講座」という趣旨を見事に反映された内容であり,解剖学的知識をしっかりと提供しながら,一般の人に大変わかりやすく,また日常生活に役立つ様々なテクニックをご提供いただきました.少人数の参加でありましたが,受講者の方々の満足そうな様子が大変印象に残っています.山本先生とは長い付き合いでしたが,これまで研修のコーディネーターや大学院生としての交流でしたので,本職としてのお仕事ぶりは実にセンセーショナルでありました.

京都大学の山田実氏とは,メンタルローテーション課題の臨床応用に関する研究で,非常に有益な研究交流をすることができました.山田氏は,ともすれば非常に実験室的テーマである運動イメージ関連の実験が,臨床場面で,しかも整形疾患の患者さんに対して利用できる可能性を見事に示してくれました.現在私はそのデータの論文化をサポートする立場として交流しておりますが,そのデータから非常に多くのことを学んでおります.

首都大学東京人間健康科学研究科の理学療法学科の渡邉修先生,池田由美先生,信太奈美先生,院生スタッフの皆様とは,勉強会などを通して有益な交流をすることができました.私たちは表面的には同一研究科に所属していますが,キャンパスが異なることもあり,これまでは深い交流ができずにおりました.今年,渡邉修先生の働きかけで荒川での勉強会に参加させていただくことをきっかけに,少しずつ良い交流ができるようになりました.「首都大学東京発の情報発信」を充実させるべく,共同で成果をあげたいと密かに情熱を燃やしている次第です.

6月に運動学習研究会の当番校として運営に携わりました.本年の研究会には,例年の倍近い理学療法士の方々にご参加いただきました.多くの方々が初参加でありましたが,積極的な姿勢で研究会を盛り上げてくださいました.

このほか,研究室をご訪問くださった皆様,このWebページにご訪問くださった全ての皆様に,厚くお礼を申し上げます.


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